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臨床心理士がユニオンはじめてみた「⑪署名、都教委要請、記者会見」

2024年2月14日、都SC大量雇止めに関する署名活動を開始しました。


署名を通して東京都・国に求めているのは

「SCの雇止めを撤回し、雇用を継続してほしい」ということと、「SCの雇用期限を撤廃し、無期雇用としてほしい」ということです。



ええ。

はい。

署名活動開始のXを目にした途端、

「心理職ユニオン、今回フットワーク軽く動いてるから応援してたけど。署名とか、ちょっと怖いし、ひいちゃった」

と思われた方がいらっしゃったようです。署名という活動自体への抵抗感だけでなく、内容についても

「不採用が撤回されて、新規に合格した人の合格が撤回になったらどうするんだ」とか

「無期雇用にしたら若い人たちが入れなくなるじゃないか」

といったご意見をいただきました。


この署名の要求が通り、雇止めが撤回されたとしても、新規で合格された方の採用が撤回されることはあり得ません。(採用を一方的に取り消すと明確な法律違反になるため)

無期雇用に対して否定的な方もいらっしゃるようですが、不安定雇用で雇止めのリスクがある中では専門性が十分発揮できないこと、新規採用の方々も今回雇止めにされた方々と同じリスクにさらされながら仕事をしなければならないことから、ユニオンとしては毎年クビになるかもしれない不安を持ちながら仕事をしている今の雇用の在り方を変えていきたいと考えています。

なお、都SCは会計年度任用職員制度が導入される前までは本人が希望すれば何年でも更新できていた、と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、そのような事実はありません。


署名活動を開始することについては、ユニオンのメンバーからも「署名でどんな効果があるのか?」という疑問の声はありました。

ですが、都教委が、勤務年数が長く経験豊かなSCの大量雇い止めを行ったことに対し「そんなことは許されないし、やめてほしい」と思っているのがユニオンのメンバーだけでなく、同じ思いでいてくださる方々はたくさんいらっしゃるのだという民意を行政側に示すため実行に移すことにしました。

要求がこのまま通るかというと、現実的には難しい部分もあるのは承知しています。

だからこそ、できることは何でもやって、少しでも状況を変えていきたいのです。

2月26日には団体交渉も行いました。3月5日には都教委要請、その後記者会見を行います。職能団体に対してのアプローチも続けています。


いま目の前で東京都教育委員会という公的機関が多くのSCから仕事を奪い、SCの生活や心の安定を破壊しようとしている現実があります。

これは、SCだけに降りかかった問題ではないと私たちは考えています。

法律的な側面で言えば、会計年度任用職員制度への問題提起という意味があります。

そして、学校現場においては、SCの支援を必要としている児童・生徒・保護者の方々に安定した支援を行える環境を整えていくための問題提起でもあります。


2024年3月3日現在、4835名の方々から署名にご協力いただいております。深く感謝申し上げます。コメントもすべて読ませていただいております。何度も何度も、拝読しています。



署名だけでなく、さまざまな形でユニオンをサポートしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。

心理職を、支援の継続性や生活に不安を感じずに、安心して働くことのできる専門職にするために、ユニオンは動き続けます。

署名活動は続けております。ご賛同いただける方はぜひお願いいたします。


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